ロイヤルスプーン
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2011.09.09

料理家フードコーディネーター尾身奈美枝先生に見てもらいました

以前よりお世話になっている、料理家フードコーディネーターの
尾身奈美枝先生に新しく完成したやさしいキッチンツールを
見てもらいに行ってきました。
お邪魔した先生の事務所には、まるでショップのように
色とりどりの調理器具や食器がズラリと並んでいました。
中にはかっこよく使い込まれた老舗メーカーの鍋があったり
カラフルな高級鍋が何色も揃っていたりして
まさに「プロフェッショナル」と感じざるを得ない雰囲気。
私はその中で、おそるおそるやさしいキッチンツールを取り出し
作っている時の苦労話や、自分が息子の離乳食の時期に不満に感じたこと、
そしてそれを改善する為に付けた機能などの話を始めました。
尾身先生は、この離乳食マッシャーの完成をとても喜んでくれて
私の勢い余るほどの商品の説明をとても熱心に聞いてくださいました。
尾身先生からはお褒めの言葉をいただき、
更に女性ならではのアイデアまでいただきました。
そしてなんと注文まで!!!(嬉しすぎる)
3E6R9975.jpg
更に尾身先生から以下のようなメッセージもいただきました。
「水野さんの、情熱は、すごいな~と、感動いたしました。
これからも、水野さんの製品応援団員として、宣伝します。」
尾身先生、この度は本当にありがとうございました。
いただいたアドバイスを形にする為、今日も一日走り回ります。

2011.08.04

チタンマッシャー部分の曲げが完了

3F6R3535.jpg
チタンのマッシャー部分の曲げ加工が終わりました。
早速、まだ未完成で仕上げの「顔」が入っていない
ハンドルに差してみました。
だんだんと形になってきました。
早速、使用テストをかねてバナナをつぶしてみると
とってもすんなりと潰れます。
穴を無くすことによって、食材の「逃げ」が心配でしたが
まったくそのような事はなく、
気持ちよ〜く調理ができます。
麺を切る部分のアタリも良い感じです。
麺が切れる程度に鋭角になっていて、
手を強くこすりつけても切れることはありません。
もうすぐ完成です。

2011.08.03

カツラを作ります

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離乳食マッシャーのハンドル部分とマッシャー部分の
接続面をカバーする役目を果たす、
「カツラ」という部品を作ります。
IMG_6478.jpg
カツラは18-8ステンレスを使って作られます。
こちらもやさしいキッチンツールの専用で、
ハンドルのサイズに合わせて金型を作成しました。
IMG_6509.jpg
この四角い穴に、チタンのマッシャー部分を通し、
天然木のハンドルに差していきます。

2011.08.02

やさしいキッチンツールのマークを刻印

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いよいよ、ブランクしたチタンに
やさしいキッチンツールのマークが入ります。
マークは、前回のモデルでは「Titanium Japan」と
刻印されていたのですが、今回は「やさしいキッチンツール」の文字が入ります。
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金型がセットされた機械に、ブランクしたチタンが乗せられます。
そして、プレス機のストロークが終わると、
そこにはやさしいキッチンツールのマークが刻印されています。
3F6R3686.jpg
写真はストローク直後の状態。
マークの位置を均一にするためのガイドに合わせてのせられたチタンに
やさしいキッチンツールのマークが浮かび上がります。

2011.08.01

ブランクが完了しました

3F6R3566.jpg
やさしいキッチンツールは、
チタンの地金から形に添って切り抜く「ブランク」という
行程が終わりました。
地金は前回のものと同様に純チタンを採用し、
金属臭を付けないというチタンの特性や、軽さ、
触れた時のやさしさはそのまま受け継がれます。
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ブランクは写真のように長いチタンの板を
金型に合わせて抜いていきます。
タン・タン・タン・・・と、
小気味のいい音で、離乳食マッシャーの形ができていきます。
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金型の下では、形状通りに抜けたチタンが
どんどん金型から落ちてきます。
今回変更された形状は、平板の状態だと
もんじゃ焼きのヘラみたいな形ですね。
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綺麗に抜けました。
これに、「やさしいキッチンツール」のマークを打っていきます。
完成に一歩づつ近づいて行ってます。

2011.07.19

ハンドルの作成に取りかかりました

3F6R3337.jpg
やさしいキッチンツールのハンドル部分の作成にとりかかりました。
ハンドルは「カバの木」を使用します。
形状は以前のモデルから変更部分はなく
好評だった使い心地や、握り易さ、立てたときの座りの良さを
重視しています。
3F6R3318.jpg
もちろん全体的に丸みのある形になっている為、
赤ちゃんが手にとって遊んでもママは心配せずに
好きなようにさせてあげられます。
(赤ちゃんは何にでも興味を示し、すぐ口に入れようとしますからね)
3F6R3356.jpg
削ったばかりのハンドルを手にすると
以前と変わりない、あの握りやすいハンドルが出来ていました。
やさしいキッチンツールはこれからチタンの加工にとりかかり
だんだんと形になっていきます。

2011.07.10

まずはステンレス材で試作します

IMG_0259.jpg
金型を起こす前に、イメージ通りの形になるか、
その形状にして使用に問題はないか確認する為、
ステンレススチールをレーザーでカットして
試作品を作りました。
今回は、食材をつぶす部分の形状が変わるため
特に慎重にチェックします。
形状を変更した理由は、
まず第一に、「穴をなくしたい」という事。
これは、食材をつぶす時に穴があると
その穴を食材が通ります。
しかし、その穴の内部まで常に綺麗に洗っておくのは
お母さんにとって負担となります。
仮に綺麗に洗えていなかった場合ですと
前に調理した食材の残りカスなどが
新たに調理する食材に付着する事になります。
これを防ぐ為に今回は穴を無くすことに決定しました。
二つ目は、うどんやパスタなどの
麺類をこのマッシャーで切れるようにしたかったのです。
形状を以前の丸形から、少し直線的な部分を作る事によって
その面でパスタやうどんが切る事ができるようになります。
これは私の経験で、とても強く「こういう道具が欲しい」と
思ったんです。
離乳食がはじまると、まだ回数はすくないですが
外食をするようになります。
離乳食を食べるような子供は、
食べれるとしてもうどんなどの柔らかいものなのですが、
これを一口サイズに切って食べさせるんですね。
その時に、切るのはウチの場合私だったんです。
しかし、うどんっていうのは箸で細かく切ろうと思っても
なかなか上手く切れないんですよね。
クニャっと曲がってしまったり、
クルンと回ってしまったり、箸から逃げるように動くんですよ。
これがたまになら仕方がないで諦めがつくんですが、
赤ちゃんが生まれたばかりの頃は
ママはずっと赤ちゃんの世話が忙しく、外出もままならないので、
「久しぶりに外で食べたい」って言うんですよ。
そしてその回数もだんだん増えていきます。
私はその度に、クニャクニャ逃げるうどんと格闘してたんですが
こういう道具が完成すれば、ものすごく楽です。
なので今回はそんな理由から、形状の変更を決めました。

2011.06.30

図面があがってきました

図面
やさしいキッチンツールの図面ができました。
今度は、この形状を基本に金型の製作、製造という流れで
進めていくことになります。
前回と違うポイントは、
食材をつぶす部分の形状と穴がなくなった事です。
形状を変更したのは、
私が小さな息子を連れて外食した時のこと、
この時に離乳食を食べていた赤ちゃんが
外食で食べられるものといったら、うどんくらいでした。
このうどんを一口サイズに切って、
少しづつ食べさせていたのですが、
この「うどんを一口サイズに切る」という作業がなかなか大変でした。
1本ずつ箸でつまんで切っていくのですが
力を入れると「くるり」とまわって切りにくい。
赤ちゃんが「食べる気」でテーブルに向かっているのは
ほんのわずかな時間です。
飽きたらすぐにグズり出してしまいます。
そんな場面でさっと麺を切ったり、他の食材を切って
食べさせられることができるように、
離乳食マッシャーの先端を直線上に切り、少し段を付けました。
また、穴を無くしたのは
調理をした後、穴の中というのはどうにも洗いづらく
いくら丁寧に仕上げをした品物だとしても衛生的な面で
最良ではないと思い、穴を無くし平らな面で食材をつぶすようにしました。

2011.06.28

やさしいキッチンツールの製造準備を開始しました

打ち合わせ
ずっと販売を中止しておりましたやさしいキッチンツールですが、
たくさんのお客様から再販の予定のお問い合わせをいただいておりました。
長い間、お待たせして申し訳ありません。
この度、販売再開に向けて製造開始の準備をスタートさせました。
前回のやさしいキッチンツールをより使いやすく、
また、実際の息子との生活で感じた不便さ等を参考に
一部仕様変更をしての製造となります。
今回、製造のお手伝いをしていただくのは、
笠原プレス工業株式会社の笠原社長(写真右)。
私のこの製品への想いや、こだわりを理解してくれている方の一人で、
コストを下げる為の仕様変更や行程の変更などは
【今回も一切ナシ】です。
最終的な形状と、仕様する材料、材料の仕上げ状態、
そして仕上げをする際の研磨の方法まで
細かく詰めてきました。
研磨の方法も私のこだわる部分のひとつで、
生まれてきたばかりの赤ちゃんの事を考えた場合
これが最善であろうと思うものを選びました。
まだ寝返りも自分で出来ない、
げっぷも出してあげなきゃできない、
ちいさくて、とても大切な自分の息子が赤ちゃんの頃を
思い出しながら、赤ちゃんに使っても安心なものにできるよう
行程を選んで進めています。

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