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銀食器のデザイン

銀食器は一度使いはじめたら、何年、何十年と使い続けられるものです。
しかも毎日何回も何回も使って洗ってを繰り返し、家族の手に口に触れる機会も多い道具で、こういう道具には良い物を選びたいと考える方も多いですね。
では、その長く使うという前提で銀食器を選ぶ場合
どんなデザインのものを選ぶのがいいのでしょうか。
私は仕事柄いろいろなカトラリーを使っていますが、
最終的に好んで使うものは値段の高い物になっています(笑)
いえいえ、違うんですよ。
値段の高い物なんて言ってしまっていますが、
「良い材料で良い工程で作られたもの」が私の言う高い物です。
家のあるカトラリーには、有名なデザイナーがデザインしたものもありますし、
雑貨屋さんで「かっこいいな」と思って買ってきたものもあります。
しかし使うのは最初だけで、その後は結局スプーン屋として「これだ」と思い選んだものを使ってしまうんです。
ではどういうものを「これだ」と思うかですよね。
それは、まず第一に「佇まい」です。
品物を見てしっくりと来るといいますか、安定しているといいますか・・・
わかりにくいですね(汗)
まず見た感じの不安定さがないんです。
どっしりとしていて、重量感を手に持つ前から感じる事ができます。
次に端面の仕上げです。
この部分は一番気を付けて見て欲しいところなんですが、
安く提供する為に工程を抜いて作られた物はこの部分が荒いんです。
端面が荒いと口当たりも悪くなりますし、
洗った時に汚れが残りやすく、不衛生です。
次は材質です。
店頭に並ぶスプーンやフォークのほとんどはステンレス製です。
ステンレス製にもいろいろグレードはありますが、私が選ぶのはステンレス製ではなく洋白と言われる銅をベースにした合金に純銀のコーティングを施した洋白銀食器を選びます。
なぜそこにこだわるのかというと、まさに「重量感」なんです。
金属には比重というものがあって、銀、銅、ステンレスはすべて比重が違います。
比重が違うという事は、同じ品物を違う材質で作った場合その品物の重さが違うという事なんです。
銀食器はヨーロッパから伝わった物です。
ヨーロッパで銀食器というのはこの「洋白銀食器」の事を言う場合が多く、広く一般的に使われてきました。
ホテルで食事をしたり、テレビで紹介される高級レストランなども洋白銀食器が使われている事が多いです。
そしてスプーンやフォークのデザインは、口に入れる部分の大きさや重さと、ハンドル部分のバランスを考慮してデザインされています。
ですから、この洋白銀食器として作られたスプーンやフォークが最も使いやすい重量バランスになっている事が多いんです。
そういう銀食器が家にあると、知らず知らず数あるものの中からいつもの洋白銀食器を手にとって使ってしまっているという事になるんです。
しかし、洋白銀食器というのは表面は完全に「銀」ですから、長時間置きっぱなしにしておくと変色してしまうんです。
それが通常のお店で置いていない理由の1つだと思いますが、もし見かける事があれば是非手で持って重量感の違いを味わってみてください。

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