新潟の郷土料理 煮菜

新潟の代表的な郷土料理として有名なのが「のっぺ」です。
のっぺは主にお正月やお祝い事などがあるときに作られる、言わば晴れの日のお料理です。
それに対して、冬の常備菜として普段の食卓に上るのが「煮菜(にな)」です。
煮菜もまた、新潟の代表的な郷土料理のひとつです。
この写真は私の作った我が家の煮菜です。
煮菜は、そこの家庭によって味付けも中に入っている具材もいろいろですが、基本は「たい菜」と呼ばれる冬野菜を塩漬けしたものを使って作ります。
昔、私がまだ子供の頃は、新潟の冬は雪が多く降り、冬になると雪に閉ざされる日も少なくありませんでした。
今のように性能の良い冷凍冷蔵庫もありませんでしたし、流通もこれほど発達していませんでした。
だから秋になると、冬の間中食べる野菜を保存するために、大根の葉っぱを干したり、漬け物を漬けたり、たい菜を漬け込んだりしました。
今の時代は、雪に閉ざされる心配も無く、ましてスーパーに行けば何でも手に入るので、冬用の野菜を漬け込む人も少なくなりました。
かく言う私も、「たい菜」は漬けませんので、買うか貰うかしなければ大好きな「煮菜」を作ることもできません。
運良く、たい菜の塩漬けが手に入っても、塩出しがまた面倒なんです。
母が「こんなこと言わんでも分かっていると思うけど、たい菜は1滴の水でもつけたらダメなんだよ。」と念を押しました。
「うん、わかっているから大丈夫!」と返事をしましたが、実は分かっていなかったのです。
それで早速、塩出しの方法を変えてみました。
「うん、柔らかくて、いつもの煮菜より美味しい!!」とひとり味見をしながらニンマリとしてしまいました。
知ったかぶりは駄目ですね。
やはり、昔の人はいろいろな智恵を身につけています。
こうして、バージョンアップをした私の煮菜、たい菜の他に打ち豆、油揚げ、つきこん、じゃが芋、豚肉、エノキダケ、チクワが入っています。
こんなものを入れるのは、邪道だそうですが、要はおいしければいいんです。
またこれで何日か「煮菜」が楽しめます。




















