私のお雛様

このお雛様、私が私のために作ったお雛様です。
おっとりとしたやさしそうな顔立ちでしょ?
このお顔に惚れ込んで作りました。
割合きついイメージのある私は、いつもこんなふうに穏やかでいたいという願望からこのお雛様を作りました。
木目込みの立ち雛なんです。
お人形って不思議なんですよ。
木目込みはほとんどの場合が、顔は出来上がっているものを使います。
同じ材料を使って同じ人形を作ると、誰が作っても同じになると思うでしょ?
ところがこれが大違いなんですよ。
全く同じ顔を使っても、作る人によって、またその時の作り手の気持ちの持ち方によって表情ががらりとかわってきます。
ちょっとうつむき加減にすれば寂しい感じに、首を傾げると可愛くなったり、ちょっと顎を上げてやると明るくあどけない表情に…などなど。
古い市松人形を見ると怖いと感じる時があるのですが、それって作り手の魂が込められているからなんでしょうね。
人形でさえも表情に感情が表れるくらいですから、まして人間は隠しても隠し切れない心がその表情に表れるんでしょうね。
そう思う度、常に気持ちを穏やかに保ちたいと願うのですが、いかんせん人間ができていないものですから顔に喜怒哀楽が全部出てしまいます。
この機会にじっくりとこのお雛様と向き合い、このような穏やかで優しい気持ちでいられるよう、人間修行をすることにします。








コメント[8]
>ちょっとうつむき加減にすれば寂しい感じに、首を傾げると可愛くなったり、ちょっと顎を上げてやると明るくあどけない表情に…などなど。
晶子さん!
このお話、雑誌のモデルが使っているテクニックでもありますね。
Posted by お局です at 2007年3月 2日 21:01 | 返信
お局さま
えっ、雑誌のモデルもこんなふうに考えて表情を作っているのですか?
今度雑誌のグラビアなどを見るときに見る目が変わるかもしれません。
モデルさんは自分を人形に見立てた人形作家かもしれませんね。
Posted by 晶子 at 2007年3月 3日 14:28 | 返信
自分のために人形を彫るなんて
まるで、自分のために仏を彫った宮本武蔵みたいですね。
哲学的なんだなあと思います
Posted by 加藤忠宏 at 2007年3月 4日 00:39 | 返信
自分のために人形をつくるだなんて!!!!
なんて素敵なのでしょうー。
とてもチャーミングな顔をしていますね。^-^
やさしげな感じで見守っていてくれるような。。。
晶子さんのブログを読むといつもびっくりします。
素敵な生き方をされていて。。。
Posted by アイス屋ひとみ at 2007年3月 5日 01:26 | 返信
加藤先生
私の人形作りはそんな大それたものではないんですよ。
小さい頃にお雛様を買ってもらえなかったから、そして女の子に恵まれず、お雛様を買うチャンスにも恵まれなかったから、なれば自分のためのお雛様を自分で…と思ったまでなんです。
でも自分で作ったものには人一倍の愛着があることも確かです。
Posted by 晶子 at 2007年3月 5日 10:36 | 返信
アイス屋ひとみさん
>なんて素敵なのでしょうー。
>とてもチャーミングな顔をしていますね。^-^
こんな風に言ってもらえるとすごく嬉しいです。
きっと私のお雛様もひとみさんに褒めてもらって喜んでいますよ。
Posted by 晶子 at 2007年3月 5日 10:39 | 返信
昌子さん、こんばんは。
何回かコメントを入れてみたのですが、どうもエラーになってしまいます。
どうしてかなー?
またtryしてみますネ!
とてもステキなお雛様ですね~
昌子さんがこの穏やかな表情にほれ込んだのが良くわかります。
ふふっ、私も小首を傾げてみればかわいく見えるかナ♪
Posted by うらちゃん at 2007年3月 7日 19:12 | 返信
うらちゃん
コメントありがとうございます。
コメントがエラーになってしまうとのこと、どうしてかな…?
すみません、私もわかりません。
うらちゃんのお雛様もとっても素敵でしたね。
私に女の孫が生まれれば、大張り切りでまた作るのですが…
女はいつになっても可愛いものに憧れます。
Posted by 晶子 at 2007年3月 8日 15:28 | 返信
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