
まずは私の失敗談をひとつ。
何故か私には「おから」は豆腐のカスというイメージが強くありました。
それと言うのも、豆腐工場の前を通るたびに大量のおからが外に出されていて、おからの山に長靴を履いた人が上がってシャベルでかき出しているのをしょちゅう目にしていたからです。
でもたまに「卯の花炒り」を食べたいと思うこともあって、スーパーで買ってきた「おから」をザルにあけ、水道の水を掛けまわしながら洗ったのです。
そしたら、アラアラ・・・
おからはザルの目からすっかりこぼれ出て、無くなってしまいました。
こんな失敗談を話していた時に「うちのおからは良いおからだから、おいしいし汚くないよ。洗わんても使われるがね。」と言う人がいました。
吉田で昔から豆腐屋さんを営んでいる嘉平さんのおばあちゃん(失礼)でした。
他の人達からも「おから洗う馬鹿がどごにいるてばね。」と笑われてしまいました。
そこで早速、嘉平さんにおからを買いに行き、卯の花炒りに挑戦してみました。
干しエビと干し椎茸で出汁をとり、干しエビの臭みを抜くためにたっぷりの生姜を使いました。
後は野菜やチクワなどをたっぷりと入れました。
せがれに「おから食べる?」と聞くと、超偏食のせがれはにべもなく「いらない!」という返事。
でも思い返したように「こせがれが食べるかな?」
「うん、栄養もいっぱいだよ。」と有無を言わせずに持たせて帰しました。
はたして可愛いこせがれちゃんは、しょうこおばあちゃんの作った「卯の花炒り」食べてくれたでしょうか?