2012年10月30日

第二子の誕生を迎えて考える出産祝いについて(後編−1)

長い長いつわりがはじまる頃、長男に「実は・・・」と赤ちゃんができた事を話しました。
長男はずっと弟か妹を欲しがっていたので、なぜか照れるようにニコニコと笑いながらただ黙っていました。

妻がつわりの間は、私と長男と二人でスーパーに買い物に行ったり、
休日も二人で過ごす事が多く、「ママ大好き」な長男にとって寂しい思いをしたはずでしたが、文句一つ言わず、いつもは言われなければやらない手伝いや、宿題なんかをテキパキとこなして、がんばっているようでした。

今月の出産の時は、それはもうあわてたものです。
私は長男の時に、出産に立ち会っており陣痛から出産までの流れを経験しているのにもかかわらず、朝の4時に妻が「おなかが痛い・・・」と言い出した時には、
飛び起き、寝起き数秒で無駄に慌ててしまいました(笑)

今回も出産に立ち会ったのですが、陣痛から出産までの長い時間にいろいろな事を考えたりするものだと思っていたのですが、(前回もいろいろ考えてたと思っていたのですが・・・)7年ぶりの出産というのもあって、とにかく無事に産まれてくる事だけを祈っていました。

祈ると言っても妻が苦しんでいる横で、手を合わせて事はできるはずもなく、
「俺は落ちついている・・・」という無言のアピールをしながら、ずっと黙って腰をさすっていました。

出産が近づくにつれ、どんどん苦しそうにする妻に対し、腰をさする以外にできる事はなく、他にできる事といえば、「俺は落ちついている・・・」という無言のアピールのみ。

分娩台の頭側に立ち、ただ妻の手を握っていました。
何度も「どうか・・・」とか「神様・・・」という言葉が頭に浮かんだのですが、なぜか頭にその言葉を思い浮かべるだけで涙があふれてしまいそうになり、急いでその言葉をかき消し、「大丈夫。大丈夫。・・・」と、自分に言い聞かせるように口していました。

次男が誕生したのはもう夜でした。
朝の4時に飛び起き、急いで病院に行き、産まれたのはもう9時をすぎていました。
赤ちゃんの姿を見たとたん、涙が溢れるものだと思っていたのですが、私の場合、妻への労いと尊敬の思いが溢れ、妻に抱かれる赤ちゃんをただただ安心して見つめていました。

赤ちゃんの誕生から数時間後、一度私だけ家に帰り入院の為の道具を取りに行くことになり、一人病院を出て車に乗り、エンジンをかけ真っ暗な道を走り出しました。

走り出したとたん、ずっと力の入っていた様子の肩から力が抜け、「はぁ〜・・・」と安堵の溜息と同時になぜか泣けてきました。

涙が出て来たのではなく、泣けてきたんです。


帰りにコンビニに寄って、遅い夕飯でも食べようと思っていたのですが、
コンビニまでには泣き止まず、というか泣き止めず、寄らないでまっすぐ家に帰りました。

続きはまた明日

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